今までデザインやブランディングのことについてブログにて解説していきました。
今回の記事では「プロモーション」について解説していきます。
デザインやブランディングとは切ってもきれない関係にあるプロモーション。
一般的にプロモーション(Promotion)とは何か?
自社の商品やサービスを広く認知させ、購入につなげるための活動のこと。 販促のような直接的な活動だけでなく、顧客との信頼関係を構築するための取り組みもプロモーションに含まれます。という事で、ゴーアヘッドワークスが考える、プロモーションの極意!を分解してお届けします。
プロモーションを考える上で大事な考え方が「ブランディング」。ブランディングという言葉には広い意味があり、それはマーケティング用語であったり、デザインに深く関わる言葉だったり、それぞれの立ち位置や考え方によって解釈が異なる場合が多くあります。
ゴーアヘッドワークスが考える「ブランディング」とは、売る人と買う人のイメージを一致させ持続させていくすべての行為。とブランディングを定義しています。詳しくは別のブログでまとめていますので、コチラを参考にしてください。

プロモーションを行う前に必要な事
プロモーションを行う前に必要な準備として、以下のステップを押さえておくことが重要です。
1. 目的・目標の明確化
プロモーションをする事自体の目的の確認、認知度向上、販売促進、ブランドイメージ向上、リード獲得など、ざまざまな目的を明確にする事で、より成果が出やすくなります。また、最終的にどんな成果・結果を欲しいのか?の、KPIの設定が大切です。具体的には、売上〇%アップ、SNSフォロワー〇人増加、クリック率〇%など、具体的な数値目標を設定する事で、どんな目的で何の目標に向かって進むのか?が明確になります。
2. ターゲットの明確化
プロモーションを進めていく上で重要なのは「誰に届けるのか?」です。この、誰?=ペルソナの設定が曖昧だと、結果は曖昧になります。ターゲットとなる人物像の年齢・性別・職業・ライフスタイルなどを細かく分析する事で、伝えたい相手が明確化されていきます。また、ニーズの分析も重要です。そもそも、ターゲットが求める価値や解決したい課題に向かって今のサービスが的確に当てはまっているか?を整理する事が重要です。
3. プロモーション手法の選定
上記の、1の目的・目標の明確化、2. ターゲットの明確化、が固まってきたら、どの手法を選ぶのか?が大切になてきます。ターゲットに伝わる手段は、どんな手法があるのか?を具体的に考えて、戦略的に行うことが必要です。
例えば、SNS広告、SEO、メールマーケティング、インフルエンサー活用、イベントの開催、チラシ配布、店頭キャンペーン 等。世の中にはたくさんのプロモーションの方法があります。
が、どんな方法で、何を基準にして、考えていけばいいの?を、次の章で説明をしていきます。
プロモーションの5つの手法 【5ステップ】
プロモーションの方法としては細かくすればするほど、たくさんのジャンルに分かれますが、弊社ではプロモーション活動には大きく5つしかないと、断言します!というのも、全部がこの5つに最終的には分かれます。だから、この5つの手法をベースで考えておけば、目的と、目標、ターゲットへのアプローチが分かりやすいのです。
簡単な文章と図で表現すると、プロモーションは以下にまとめれます。
1、自社からの発信
株式会社スターマーク®︎
2、他者とのコラボレーションによる発信
3、主にインターネットによる検索
4、各種メディアによるPR方法
5、最後はお金を使った広告

1. 自社からの発信
まず、一番初めに取り掛かることは、自社の事をより多く知ってもらうためにプロモーション活動です。無料、有料はそれぞれありますが、まずは、自社webサイト・ブログの運営、SNS(X(旧Twitter)、Instagram、Facebook、TikTok など)や、YouTube等での動画コンテンツの制作・発信、顧客リストを活用したメールマガジンを活用した自社発信がベースです。企業が直接ターゲットとなる顧客に向けて情報を発信する方法で、ブランドの信頼性向上やファン獲得に有効です。
メリットとしては、低コストで始められる、自社のブランドイメージを自由に構築できる、直接ユーザーとコミュニケーションが取れるという点で効果的です。
2. 他者とのコラボレーションによる発信
自社の準備が整って、ある程度認知が広まってきたら、他の企業やインフルエンサーとの協業でのプロモーションです。影響力のある他者と組むことで、自社だけでは届かない層に情報を伝える事ができます。主な手法としては、共同でキャンペーンを実施する方法です。相互の顧客層にアプローチでき、それぞれの違ったターゲットに届きます。
最近の時代の流れで主流になりつつあるのは、インフルエンサーマーケティング。各種SNSのフォロワーを多く抱えるインフルエンサー(インスタグラマー、YouTuberやブロガー、TikTokerなど)に商品を紹介してもらう事で、そのインフルエンサーのファン・顧客に向けたプロモーション効果が期待できます。
メリットとしては、自社単独よりも影響力を拡大できる、ターゲット層が広がる、信頼性が増す、という部分で効果的なプロモーションができます。
3. 主にインターネットによる検索
3つ目は、SEOやMEOなど、検索流入を活用する方法です。ユーザーが「知りたい」「買いたい」と思ったときに検索し、自社情報を見つけてもらう戦略です。
主な手法としては、SEO対策(検索エンジン最適化)です。GoogleやYahoo!で上位表示されるためのコンテンツ作り(ブログ記事、商品説明の充実)や、検索キーワードを意識したコンテンツ制作、これは②のコラボレーションにもつながりますが、被リンク獲得(他のサイトに紹介してもらう)事での認知度のUPです。
また、近年では検索する場所が代わり、地図アプリ上で検索をして見つけてもらう方法も増えています。それが、MEO対策(Googleマップ最適化)です。「〇〇(地域名) カフェ」「〇〇(駅名) 美容室」などの現在地から近い場所でのローカル検索で上位表示させる方法があります。それにより、Googleビジネスプロフィールの充実(口コミ管理、最新情報の更新)や、口コミの数の多さ、内容、星の数、によって選ばれる場所になる事が重要です。
メリットとしては、ユーザーの「買いたい」「調べたい」というニーズに直接アプローチできる、継続的な流入が見込める(広告と違い、費用をかけなくても長期的な効果が出やすい)、信頼性の向上(特に口コミやレビューが増えると強力)などが挙げられます。
今の時代インターネットで何かを探したり、見つけたり、買う事が当たり前になっている世の中で、ここのインターネットに夜検索は、外せないプロモーションになっています。
4. 各種メディアによるPR方法
皆様、プロモーションはお金がかかると思っている方も多くみえると思いますが、なにも、お金をかけてPRするだけがプロモーション活動ではありません。プレスリリースやニュースリリースを通じて、地域の新聞メディアやテレビ
ニュース番組や取材をしてもらっての露出、雑誌・Webメディアの活用 等。各種メディアに取り上げてもらう事で、一気に認知度を向上させ、より多くの人に知ってもらえる事ができます。
主な手法としては、プレスリリースの配信(有料、無料ありますがPR TIMESなどのプレスリリース配信サービスを利用し、ニュースサイトや雑誌に掲載されることを狙う事が可能です)、そして、テレビ・ラジオ出演、新聞・雑誌掲載です!メディアは常に新しい物を探しています。新商品の紹介、面白い社長のインタビュー、特集番組などに取り上げてもらう事も一つの手法です。
メリットとしては、一度掲載されると影響力が大きい、メディアの力で信頼性が向上する(特に新聞・雑誌・テレビ)、自社では届きようのない層にも届けられる事が大きいです。
有料で取り扱ってもらわなくても、アイディア次第でメディアに取り上げてもらう方法は無限大にあります。メディアを巻き込み味方につける事で今後の大きなプロモーションになってきます。
5. 最後はお金を使った広告
青い矢印で、図の中で逆回りの矢印で説明していますが「最後に」と書いているのは、ある意味裏技な手法です。より早く認知度をあげたい場合は、費用をかけて認知を拡大する手法があります。即効性のあるプロモーション手法で、ターゲットにピンポイントでリーチが可能です。
主な手法としては、SNS広告(Facebook広告、Instagram広告、X(旧Twitter)広告、TikTok広告 など)です。ターゲットを絞り込み、効果的にアプローチする方法で、すぐに早く、効果が出す事が可能です。また、検索連動型広告(リスティング広告)もあります。Google広告やYahoo!広告を活用し、検索結果の上位に表示されます。それと同じように、ディスプレイ広告・動画広告も有効です。YouTube広告、バナー広告を活用して視覚的に訴求する事で、直感的に反応する事で、効果があがりやすくなります。また、アフィリエイト広告(成果報酬型広告を活用し、他のサイトやブロガー経由で販売促進する方法)や、オフライン広告(新聞、雑誌、電車内広告、看板、テレビCM など)も予算的な問題はありますが、効果的な一種です。
メリットとしては、短期間で大きな成果を狙える、ターゲットを細かく設定できる(特にデジタル広告)、ブランドの認知度向上に直結する広告が出せる。
が、弊社ゴーアヘッドワークスでは、知識がない状態で進めるのは、あまりおすすめはしていません。理由としては、お金をかけている時は効果が現れて、反応はいいのですが、お金をかけない(広告を止めてしまう)と、効果が一気に下がる傾向がある事です。湯水のように広告宣伝費がかけれる大企業ならまだいいのですが、中小企業ではなかなか難しいというのが本音です。また「こういう広告」の代理店も多く存在します。中にはしっかりと対応してくれる代理店ももちろんいますが、中にはお金を使った割には効果が出にくいという話もよく聞きます。
しかし、しっかりと適材適所に広告をかければ、効果が出やすいことは間違いないので「知識がない状態で進める事をしなければ、抜群の効果が出る手法です。
プロモーションの効果
実際にプロモーションの5つの手法をやってみて、世間に向けてどんな変化が生まれるのか?をまとめてみました。
ブランド認知度と記憶に残る事での向上
プロモーションの効果が現れると、ブランドの認知度が上がり、顧客がブランド名やロゴ、マーク、さらにはキャチコピーや、色、形でも特徴が伝わり、記憶している物と照らし合わせ同じブランドとして認知します。それにより顧客とのコミュニケーションの質があがります。
顧客の信頼・共感
プロモーションにより、同じブランドイメージやブランドストーリーが発信される事で、顧客は安心をしていきます。それにより、企業や商品の価値観を共有し続ける事で、顧客との感情的なつながりを生み、さらにその顧客からの紹介や派生といった形で、ブランドが広まっていきます。
競合他社との競争優位性の確立
プロモーション活動をしていく上で、ブランド力が向上する事により、市場で他社との差別化ができていきます。それが進むにつれ、競合他社と比べる対象からは外れ、独自の道が開けます。「あのブランドだから」や「私はこのジャンルならこのブランド」と決められる事が多く競争の中から枠を外れて、独自の集客力で勝負ができる土台ができます。
リピーター・ファンの増加
一定のブランドイメージを持ったプロモーションをしっかりと発信していくと、ブランドに共感した
顧客がリピーターやアンバサダーとなり、長期的な関係が築けるように発展します。
好きな人の周りには、好きな人が集まり、さらにそこにコミュニティーができていきます。
まとめ
今回は、上記の「プロモーションの5つの手法」をお伝えしてきました。
一つ目の、自社発信 は、 低コストでブランド力向上が測れるもの。二つ目のコラボ発信は、影響力の拡大&新規顧客獲得。三つ目の検索対策は、インターネットを通じて、ユーザーのニーズにマッチした流入を狙う。
四つ目のメディアPRに関しては、信頼性向上&大規模な露出を見据えたプロモーション。最後、五つ目の広告は、短期間で確実にリーチする手法。という形でした。
どれが、どのようにいいか?というのはもちろんありますが。目的・目標、ターゲットに合わせて、この5つの手法をバランスよく組み合わせることで、効果的なプロモーションが可能になります。
さらに、効果が出たのか?を分析する、効果測定の準備(データ計測ツールの導入、Google Analytics、SNS分析ツールなど)や、A/Bテストの計画も効果的です。また、実施後の結果の分析と振り返りを踏まえての改善計画が、最も大切です。次回のプロモーション戦略への反映、成功要因・改善点の洗い出しのPDCA(Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字をとった言葉で、業務や品質の改善を目的としたフレームワーク)を繰り返していく事で、自社にとってより成果が出やすい手法を見つける事ができます。
是非、ゴーアヘッドワークスのプロモーションを理解した、ブランディングであなたの企業や商品の価値の創出、採用に向けてのブランディングのお手伝いをさせていただければ幸いです。