売れる商品作りのために欠かすことのできないもののひとつに、パッケージデザインがあります。
それでは、売れるパッケージデザインとは何でしょうか?
おしゃれ? かっこいい? 目立つ? いえいえ、そうではありません。おしゃれではなくても売れている商品はいくらでもあります。
この記事には、売れるパッケージデザインを生み出すための重要なポイントが書かれてあります。また、失敗をしないためにはパッケージデザインを依頼する会社の選定もとても大切です。そのポイントをひとつひとつ確認しながら、デザインを進めていくことができれば、大きな失敗をすることはありません。
売れるパッケージデザインを生み出す可能性を、ぐんと上げることができます。
パッケージデザインとは?

パッケージデザインは、消費者が商品を見るときに一番最初に目にするものです。
消費者は商品の中身だけではなく、外見を見てそれを買うか買わないかを決めることがあります。
お店で商品を何気なく眺めていたら、気に入りのデザインを見つけて、思わず「パッケージ買い」、「ジャケ買い」をしてしまった。
読者のみなさんにも、このような経験があると思います。
パッケージデザインは、消費者の視覚的に購買意欲をかき立てることができる、とても重要な要素なのです。
売れるパッケージデザインを制作するコツ
それでは、どのようにすれば売れるパッケージデザインを制作できるのでしょうか。
以下、2つのステップに分けて説明します。
- 商品のコンセプトおよび販売戦略を基本に情報を整理する
- ❶の情報をもとにパッケージの要素を絞り込む
①商品のコンセプトおよび販売戦略を基本に情報を整理する

まず最初に商品のコンセプトや販売戦略など、現状集められる情報からパッケージデザインに関わる項目を抜き出しましょう。具体的に重要な項目は、商品の特徴、消費者(ターゲット)、目標、販売チャネルです。まずはこれを明確にし、デザインを発想するための基本情報としてください。
商品の特徴
商品の強み。他の商品と比べて、優位なところです。
例えば加工食品の場合だと、他の商品より素材にこだわっているとか、無添加とか、地元の食材を使っている、地域限定、価格帯など、他にはない商品の魅力を確認しましょう。
ターゲット
誰に向けた商品なのか、買って欲しい人は誰なのかということも重要です。
ターゲットが明確になれば、その消費者の好みや流行りなど嗜好に合わせることでデザインのコンセプトが見えてきます。
目標(販売目標)
具体的な売上金額や販売目標、または同じ商品の中でどのポジションを目指すかなど、目標に関する情報を明確にすると、パッケージデザインを考える上でひとつの指標になることがあります。
販売チャネル
通販や店頭(路面店、量販店)など販売するチャネルを考慮することで、デザインが変わります。
例えば、店頭販売の場合は他の商品と見比べた時の見栄えも考慮する必要がありますし、また量販店であれば商品の魅力を詰め込んだチラシのようなパッケージデザインが求められます。
②①の情報をもとにパッケージの要素を絞り込む

それでは、①で整理した情報をもとにパッケージの要素を絞り込みましょう。
商品名、素材、形や大きさ、色、イメージ、機能性、記載内容、コストを絞り込みます。
商品名・商品ロゴおよびコピー
商品名やロゴはもちろん、パッケージに加えるべきキャッチコピーが必要であれば用意しましょう。
量販店などで取り扱う商品の場合、「ロングセラー」「100万本売上!」「グランプリ受賞!」といった宣伝文句があれば強くアピールすることも必要です。
素材
商品コンセプトに沿った手触りなどがあれば、素材にこだわってもいいでしょう。
光沢のある素材を使えば高級感やラグジュアリーな印象を与えることができるでしょうし、マットな素材を使えば温かみや親近感、落ち着いた印象などを与えることができます。
形や大きさ
実際の商品の中身に合わせた大きさや陳列時の印象、流通などさまざまな視点から形や大きさを設定しましょう。
色
商品のコンセプト、価格感、ターゲットなどに合わせ色のイメージを膨らませましょう。
基本的には色数を少なくシンプルに見せることの方が多いですが、量販店の商品やオモチャ、お菓子などは多くの色を使って目立つデザインにすることも多いです。
イメージ
商品のコンセプト、価格感、ターゲットなどに合わせ、パッケージが与えるイメージを絞り込みましょう。
かっこいい、かわいい、目立つ、高級感、大衆向け、ナチュラル、大人っぽいなど、ターゲットの購買意欲を掻き立てるイメージを設定しましょう。
機能性
消費者への使い勝手はもちろん、梱包や流通に支障がないパッケージであることも重要です。
規格外の形の場合、思わぬ流通コストが発生することもありますので、注意が必要です。
記載内容
法律で定められた記載内容となっているかが、基本中の基本です。
薬機法、食品表示法、景品表示法などの必須情報は確認してください。
コスト(印刷・成形など)
どれだけ作りたいパッケージデザインがあってもコストに見合わなくては仕方ありません。
目標販売数や生産ロットなど、さまざまな数字と向き合いながらコストバランスも考慮してください。
まとめ
商品の特徴やターゲットなどの基本情報を整理し、色や形などパッケージデザインの要素を絞り込むことができれば、売れるパッケージデザインに一気に近づきます。
雰囲気やセンスを頼りにデザインを考えるより、まずはこのブログを参考に情報を整理してみてください。
各情報を整理できれば、発注するデザイン会社との食い違いも極力少なくなります。
失敗しないパッケージデザイン会社の選び方とは?

失敗をしないパッケージをデザインするには、依頼するパッケージデザイン会社の選定もとても大切です。
パッケージデザインには、ラベルや容器のデザインはもちろん、商品の販促を行うためのチラシやWEBといった媒体のデザインや、マーケティングの知識などさまざまな重要な要素があります。
デザイン会社にも「デザインが得意」、「イラストが得意」、「マーケティングが得意」といったように特色があり、依頼するデザイン会社を見誤ってしまうと、思った通りのデザインが仕上がらず失敗してしまうことも。
そんな失敗をしないためにも、先述した「売れるパッケージデザインを制作するコツ」から何が最も重要な要素なのかを導き出し、その重要な要素が最も得意なデザイン会社に依頼することが大切です。
まずは検討しているデザイン会社のホームページを閲覧し、どのようなデザインが得意な会社なのかを制作実績を通して判断しましょう。そのうえでどんなデザイナーがどんな想いで、どんな手法でデザインを制作しているのかを知ったうえで、まずはご相談するところから始めてみるのが良いです。
売れるパッケージデザイン会社を選ぶならゴーアヘッドワークスへ!

ゴーアヘッドワークスでは、 商品のロゴマーク、商品コンセプトの設計、販促方法も含めてのパッケージデザインを2案ご提案で、制作料金は 30万円〜 となっております。
制作料金は、実際に制作するパッケージデザインのサイズ、発注時点での商品コンセプトやロゴマークの有無などで変動いたします。
詳しくは、ゴーアヘッドワークスのパッケージデザインをまとめた特設サイトをご覧ください!