2022.10.03
デザイン パッケージデザイン
日本酒や焼酎、ビール、ワイン、ウイスキーなどのお酒を製造する方々へ。
みなさまはどのようにお酒のラベルを作っていますか?
お酒の特徴や魅力といった情報の記載、また魅力あるデザインにもこだわりたいですよね。
お酒などの飲食物は、事前の情報がない限り「ラベル・パッケージのデザイン」がユーザーとのファーストコンタクトになります。
そのためパッケージのデザインでユーザーの心を動かせるかどうかがその商品をヒットさせるための鍵になります。
また、「丹精を込め作った商品を多くの方に飲んでもらいたい」という想いを叶えるためにも、パッケージデザインには妥協はできませんし、失敗はしたくありませんよね。
今回の記事ではそんなお酒のラベルデザインについてのご紹介!
弊社の実績をもとに、失敗しないデザインのコツを解説します。
「ラベルのデザインを考えよう!」と思った際、やはりどうしてもデザインのイメージから考えてしまいますよね。
でも一度立ち止まってみてください。私たちはラベルのデザインを考える前に、明確にしておきたい要素が大きく3つあると考えています。
「ターゲットを明確にする」ことは、パッケージデザインのみならずとても大切なことです。
「たくさんの世代の方に愛されたい」というお気持ちはわかりますが、ターゲットをしっかりと定めたデザインをすることで、購買者の満足度が向上し、クレームが減る効果を見込むことができます。また、ターゲットを設定することはデザインを検討する上で「良いデザインか否か」の判断基準にもなります。
デザインのような芸術的な要素は、製造者やデザイナーの趣味嗜好といった主観的な考えが入りがちで、一歩間違えるとお酒の魅力を引き出しきれないデザインになってしまう場合があります。
お酒であれば、その味やニーズを配慮したうえで「毎日晩酌をするヘビーユーザーの舌を唸らせたい」、「普段お酒を飲まないライトな女性ユーザーに買ってもらいたい」といったターゲットを定めることで、より成果を見込めるデザインをすることができるはずです。
お酒をはじめとした飲食物のラベルには、「必ず記載しなければならない項目」があります。
商品名(お酒の種類)や、アルコール度数、原材料名、製造年月日、製造社名などはもちろん、
商品名などが決まっていない場合はそれも考える必要がありますよね。
こういったラベルに記載しなければならない情報を明確にしておかないと、印刷後、保健所などからの指摘が入り修正をして再印刷をしなければならなくなってしまう場合があります。
原材料の表記の仕方、記載のフォントのサイズなども細かく法律で定められているものがありますので、事前に保健所等に確認を行うことが大切です。
ここまで情報の整理ができたら、その商品の魅力を整理していきましょう。
・甘口なのか、辛口なのか、どんな香りがするのかといった「味について」
・ある季節にしか作らない、製造の関係で年間数10本しか作れないといった「希少性」や「限定感」
・そのお酒が作られたルーツや特色などの「地域性」や「ストーリー」
・商品はもちろん酒を製造する職人の「想い」
などなど
1つの商品ができるまでにはさまざまな物語と魅力があるはずです。
ここまで情報が明確になれば、次はデザインについて考えていきましょう。
デザインで一番大切なのは「定めたターゲットの心を動かせるかどうか」です。
そのためにどういったデザインで、どういった印刷方法が効果的なのかを考えていきましょう。
デザインについては大きく3つの表現方法があります。
・写真を使用したデザイン
・イラストを用いたデザイン
・ロゴや文字のみの表現
など、ターゲットに寄り添い、商品の魅力が伝わる表現方法を考えていきましょう。
またその際に、店頭販売・ネットショップで販売するなど「どういった販売方法をメインに売り出していきたいか」も考えていきましょう。
デザインを考える工程に加え、ラベルの紙質や印刷方法、形も考えていきましょう。
紙質で言えば、和紙のような質なのか、色のついたラベルを使用するか、光沢のあるものなのか、
印刷方法で言えば、箔押しをしたデザインにするかなどです。
また、ラベルを貼る工程に手間がかからないかどうか、印刷のコストがかからないかと言った点も考慮しつつ、ラベルの形状やサイズも検討する必要があります。
お酒などの液体を販売するなら、瓶の形状や色もしっかりと考える必要があります。
ターゲットの心を掴む形状が何なのかを考えるとともに、仕入れのコストや、遮光などの機能性が備わっているかどうかも大切です。
瓶に遮光性が備わっていない場合は化粧箱にて保管いただく必要があります。
デザイン性はもちろんですが、1本用の箱なのか、セット売り用の箱なのかでも形状が変わるため、その点も検討する必要があります。
良いお酒のラベルをデザインするための参考として、私たちの実績を7つご紹介させていただきます。
こちらは岐阜県高山市、平瀬酒造様の日本酒『飛騨乃辛燗』のラベルデザインです。
「お燗専用の日本酒」ということと、辛口のお酒であることを伝えるために「辛燗(からかん)」と名付けられたお酒です。お酒の辛さを色で表現しつつ、今までのデザインと方向性を一新させることで、新たなニーズにアプローチができるデザインに仕上げました。
こちらは愛知県高浜市、美味良酒マルア様のお酒のラベルデザインです。
デザインはもちろん商品名も提案させていただきました。
「高浜市で無農薬の酒米を子どもたちと植えて食べ物の大切さを知ってもらう。その酒米からお酒を作り、居酒屋や店舗に置いてもらうことで、子どもたちだけでなく高浜市に住む人々が様々な形で関わることで高浜市が盛り上がってもらいたい」そんな想いがあることから、「子どもが土地(高浜市)を盛り上げる」という思いを込め、「子土盛(こども)」という商品名が命名されました。自分のこどものように高浜市民から愛されてほしいという願いも込めて、イラストはこどもが描いたような親しみやすいイラストで仕上げました。
こちらは熊本県天草市の「天草酒造」様のいも焼酎「池の露」の3年ものの古酒のラベルデザインを作らせて頂きました。
「伝統の島 天草から、手造り入魂の本格焼酎」という合い言葉や 焼酎作りに向かうクライアント様の熱い想いをしっかりと ラベルに注ぎ込ませていただき、版画のようなイラストを全面に使用しデザインしました。
こちらも熊本県天草市の「天草酒造」様の焼酎 「AMAKUSA17」のラベルデザインです。
アルコール度数を抑え、 女性でも飲みやすい味に仕上げた商品ということで、 古さを感じさせない、シャープなデザインを意識し形にしました。シンボルマークは隠れキリシタンの文化を取り入れ 天草の「A」と十字架を組み合わせデザインしました。
こちらは、サッポロ生ビール黒ラベルの「 高山祭デザイン缶」の パッケージデザインです。
高山祭のユネスコ無形文化遺産への登録を祝し「祝」の文字を中心に、動く陽明門とも称される23台の「祭屋台」のシルエットをあしらいました。
こちらは株式会社地ビール飛騨 様が製造する 「飛騨ビール」のラベルデザインです。
企業のシンボルマークを踏襲したままオリジナルマークを作成し、それをベースに上品なイメージでデザインを仕上げました。
こちらも同じく株式会社地ビール飛騨 様が製造するビールのラベルデザインです。
各ビールの銘柄を色で差別化し、ブランド性を保つために各商品のデザインは大きく変更せず形にしました。また、こちらの商品は瓶の容器選びから、ふたの色。店頭に並んだイメージを想定しデザインさせていただきました。さらに料金表示カードや、首掛けPOP、店頭のぼりまでさまざまな販促品を含めた提案をさせていただきました。
我々ゴーアヘッドワークスは、観光地としても名高い飛騨高山を拠点に、全国の地産品や土産物のパッケージデザインの制作を承っております。デザイン性はもちろん、ブランド性や、コスト面やラベル貼りといったオペレーション業務なども考慮しデザインの提案をさせていただいております。
詳しくは、ゴーアヘッドワークスのパッケージデザインをまとめた特設サイトをご覧ください!
https://goaheadworks-lp.com/package_lp/
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