現代の企業や自治体のブランディングにおいて、重要になってくる「SDGs」。
このブログでは、SDGsとは何か、これだけ注目されている理由を解説するほか、実際にSDGsに関する取り組みにおいて、デザイン物を制作していく上で気をつけるべき点、SDGsのロゴマークをデザインに取り入れる上でのガイドラインなどをご紹介いたします。
そもそも「SDGs」とはなにか?
SDGsとは「Sustainable Development Goals(サステナブルディベロップメントゴールズ)」の頭文字をとったもので、国連総会で採択された2030年までに達成するべき「持続可能な開発目標」を指しています。
なぜSDGsが重要なのか?
それではなぜ、SDGsが重要視されているのでしょうか。大きな4つの理由をご紹介します。
①持続可能な世界・環境を作る
現在の地球環境は、異常気象や温暖化、自然災害の増加、森林の砂漠化、水不足など多くの環境に関わる深刻な課題を抱えています。一方、人々の生活においては、紛争による貧困などの問題が未解決でありながらも、世界人口は増加の一途を辿っており、限りある資源を奪い合う未来が考えられます。
第一に、持続可能な世界や環境を作ることは、企業や自治体にとって一番のリスクマネジメントと言えるのです。
②市民の消費行動の変化
自然環境にやさしいオーガニック商品やエシカルギフトを嗜好する消費者が増えたり、社会や環境に対して責任を果たしている企業で働きたいという就活生の意識の変化など、環境問題を身近に感じる時代だからこそ、市民の消費行動も大きく変わってきています。
③投資家からの支持
世界中の投資家においても、従来の財務情報だけでなく、「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(管理体制)」の3要素を念頭に経営に取り組む「ESG経営」が重要視されています。
④環境教育の普及
義務教育からSDGsを始め、さまざまな環境問題を考える環境教育がカリキュラムに導入されており、次世代の価値観はさらに大きく変化していきます。
こうした4つの理由から、多くの企業や自治体ではSDGsの普及啓発はもちろん、早期に実際の事業に取り入れて、ブランディングを形成しています。
SDGsをデザインに取り入れる際の注意点
こうしたSDGsを事業に取り入れていく、またデザインなどでも活用していく上で、注意すべき点がいくつかあります。
ロゴマークの使用許可が必要なケース
「①資金調達」もしくは「②商業用途」でSDGsのロゴマークを使用する場合には、国連本部の許可と適切なライセンス契約が必要となります。
実際にロゴマークの使用許可を申請するには、国連本部にメールを送る必要があります。
メールアドレスは、sdgpermissions@un.org ですが、全て英語で対応する必要がありますのでご注意ください。
ロゴマークの使用許可が不要なケース
自社のインターネットに掲載するなど、「情報目的」で使用する場合はロゴマークの使用許可は不要です。下記のガイドラインや注意点に沿って活用しましょう。
デザイン時の注意点
- 企業のロゴが左側、SDGsのロゴが右側
- 企業ロゴとSDGsロゴの間を黒線(0.5pt)で区切る
- 「(主体名/私たち)は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。」の文言を必ず記載
- SDGsカラーホイールの中に別のロゴを入れない
- 色が付いた背景の使用の制限(SDGsロゴの背景の色は白色またはライトグレーのみを使用)
- SDGsロゴ・カラーホイールの加工をしない
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SDGsは17個のゴールを目指して、世界中の国々や企業、人々が繋がって、パートナーシップを築ける取り組みです。
今後の企業や自治体のブランディングにおいては、SDGsはさらに重要になってくるでしょう。
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