絆画(きずなえ)作家・イラストレーター/大村順 インタビュー後半

ー 絆画作家としての活動を始めた、大村順。前半のインタビューでは、絆画を始めたきっかけや活動に込めた想いなどを伺ってきました。後半では絆画を描く中で新たに芽生えた死生観人生観の大きな変化、大村順の生き様に触れていきます。ー 

目次

朝起きて生まれて、夜寝る時に死ぬ。

絆画を通して、僕自身が生きることを大事にするようになりました。正直、それまでの人生は適当にフラフラと、感情のままに生きていたんです。でも親友の死を経験し、故人やご遺族の想いに触れることで、「真っ当に生きなければ」と使命感が湧いてきました。

小さいことであれば、毎朝出勤する時にはどんなに忙しくても、愛する妻と飼っている猫の頭を撫でながら「行ってくるね」って言います。たまに忘れちゃうんですけど、気づいたら絶対に家に戻ります。後悔したくないんです。もしかしたら今日死ぬかもしれないですよね。

親友が亡くなったときに散々後悔したのもありますが、いろんな方のお話を伺っていくと共通して誰もが大きな後悔を残しているんです。だったら「今日死んでも悔いがない」と思えるような日々を過ごしたい。

大村順が愛する猫たち

自分の人生は、今日一日しかないと思って生きています。朝起きて生まれて、夜寝る時に死ぬ。今日一日を無事に過ごせたことに「何事もなく過ごせてありがとうございました!」と感謝して、毎日眠りにつきます。

暗い表情や発言もしないように気をつけています。ゴーアヘッドワークスは「ゴキゲンに楽しく、人を笑顔にするデザイン」をコンセプトにしたデザイン会社です。まずはスタッフの僕らが常にゴキゲンに楽しく在り続ける。そうした精神的余裕がないと、お客様の心情を汲み取ることもできないですから。

でも人間なので失敗するときもありますよ。そのときはとことん悔やむんです。「明日生きていなかったらどうしよう」頭を床に擦り付ける勢いで反省し、絶対に次は失敗しないと決意します。そうしてまた明日を無事に迎えられた・・そんな毎日です。

傷ついた人たち同士、元気を贈り合いたい。

絆画は故人とそのご遺族に向けての贈り物です。大きな悲しみを抱えているご遺族の方へもっと届いてほしい。明日を生きる活力も失ってしまった人たちに、少しでも元気になってもらいたい。そうして一人一人が元気を取り戻していくことが、最終的には社会貢献や地域貢献に繋がると信じています。

親戚家族と過ごす何気ない時間

だから僕は東北や熊本など、被災地の復興にも携わりたいです。多くの方がある日突然に、大切な人や物を亡くし、生きる力が奪われてしまった。震災直後から「なにか自分にもできないのかな」と思いながらも、行動に移せずに悶々としていました。

2017年に、初めて東北に行ったんです。岩手県上閉伊郡大槌町(かみへいぐんおおつちちょう)を知っていますか?震災の被害がとても大きかった地域で、津波で町ごと流されてしまいました。復興がまだまだ進んでいない地域なんです。現地でたくさんの方の似顔絵を描きまして、いただいたお金を町に寄付してきました。

岩手県上閉伊郡大槌町にて、チャリティ似顔絵

微力ではありますが、継続的に関わり続けたいです。今後、絆画を描いて得たお金の一部は、被災地復興のために寄付できるような体制をつくりたいと考えています。傷ついた人たち同士で、わずかでも元気を贈り合えたら嬉しいです。

僕の中にたくさんの人が生きている。絆画は天職。

僕は「幸せの価値基準」が低いんです。僕にとっては生きていることが幸せ。嬉しいことや悲しいことも含めて、生きているからこそ喜怒哀楽を感じられて生が輝く。だからこそ、幸せを感じられていない人が気になるのかもしれません。

似顔絵を描きに来てくださるお客さんは、基本的に幸せな人たちです。

「子どもが生まれた記念に」「もうすぐ結婚するんです」「今日は家族の記念日で」

そうした幸せな方々を描いて、喜んでいただくのはもちろん嬉しいです。でもどこかモヤモヤしている自分もいました。

似顔絵コーナーで合計14万人以上描いてきた大村順

「自分にしかできないこと、描けないことってなんだろう?」そう問いかける日々の中で、やっぱりいろんな人の痛みや悲しみに、寄り添って励ますような絵を描きたい。まさに絆画が天職だと思えてきました。

絆画を描いていく過程で、僕の中にたくさんの人が生きているんです。「僕と共に生きていく人たちに、恥じない生き方をしたい」。今年からはこの絆画に人生を懸けて取り組みます。ホームページやパンフレットを制作するのはもちろんですが、絆画について始めたきっかけや僕の想い、描いてきた故人や遺族の方の願いとその命を、たくさんの方々に伝える機会も創りたいですね。

セミナーで絆画への想いを語る大村順

なによりも親友が「魔法」と呼んでくれた絵の技術で、誰かの悲しみや苦しみにそっと寄り添えるような絵を描き続けていきます。そうやって明日も無事に迎えたいです。

ー故人とご遺族の絆をもう一度蘇らせる「絆画」。大切な人を亡くした悲しみは言葉にはできません。だからこそ言葉にできない気持ちや願いを形に描く、絵には大きな力があります。

大村順の優しい魔法が描く希望は、多くの人の悲しみに寄り添い、明日へと向かう勇気を生み出します。大村順は人生を懸けて、今日も誰かのために描き続けます。

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大村順(おおむらじゅん)

アートディレクター/イラストレーター/絆画作家

1985 愛知県知多郡生まれ。デザイン専門学校を卒業後、似顔絵のイベント会社を経て2017 株式会社ゴーアヘッドワークス入社。イラストも描けるデザイナー・アートディレクター及び、絆画作家。

経営理念「ゴキゲンに楽しく、人を笑顔にさせるデザイン提供」を胸に、 青春漫画のような鮮やかなイラストで、日本各地の企業の紹介漫画やカレンダー・経営理念を描きながら、活動の幅を広げています。

Facebook  https://www.facebook.com/j.00mura.kizunae

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故人とご遺族の絆を描く絵画 「絆画 (きずなえ)」

あなたの大切な方との絆を、もう一度描きます。

額装込・送料込で一名様3万円(税抜き)でお引き受けしています。一組一組心を込めて描いておりますので、一ヶ月に10組限定です。制作期間には一ヶ月ほど要しております。

ご依頼お待ちしております。

TEL0120-118-191 (ゴーアヘッドワークス)

過去の絆画制作実績はこちらから

https://www.goaheadworks.com/workscat/kizunae/

 
絆画ホームページはこちらから
http://www.kizunae.jp/
 

絆画Facebookページはこちらから

https://www.facebook.com/kizunae2017/

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この記事を書いた人

竹本純のアバター 竹本純 専務 / アートディレクター / デザイナー

平成元年5月13日生まれ。岐阜県高山市出身。インテリア・グラフィック・WEB・イラスト・似顔絵・イベント企画をはじめ、名古屋モード学園非常勤講師などの経験を経て多様なクリエイティブを学ぶ。田舎暮らしに憧れ、古民家を購入し岐阜県飛騨市に移住。日本グラフィックデザイン協会 岐阜地区理事。日本ウグイ協会 会長。趣味は日本語ラップ。

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